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まとめてチェック!キャリア・パスポートの基本情報や質問項目、各地の事例まで 厳選11事例あり!

キャリア・パスポートは、2020年度から導入されている取り組みです。子どもたちが自分自身の成長を記録していくものです。このページでは、キャリア・パスポートの意義や基本的な情報、質問項目、事例などをご紹介します。

キャリア・パスポートの基礎知識

キャリア・パスポートは、2020年4月から導入されました。その定義や目的は、文部科学省の資料で明確にされています。

キャリア・パスポートの定義

キャリア・パスポートの定義は以下のように書かれています。

「キャリア・パスポート」とは,児童生徒が,小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について,特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として,各教科等と往還し,自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら,自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオのことである。
なお,その記述や自己評価の指導にあたっては,教師が対話的に関わり,児童生徒一人一人の目標修正などの改善を支援し,個性を伸ばす指導へとつなげながら,学校,家庭及び地域における学びを自己のキャリア形成に生かそうとする態度を養うよう努めなければならない。

出典:文部科学省「「キャリア・パスポート」の様式例と指導上の留意事項

キャリア・パスポートの目的

キャリア・パスポートの目的は、以下とされています。

小学校から高等学校を通じて,児童生徒にとっては,自らの学習状況やキャリア形成を見通りしたり,振り返ったりして,自己評価を行うとともに,主体的に学びに向かう力を育み,自己実現につなぐもの。
教師にとっては,その記述をもとに対話的にかかわることによって,児童生徒の成長を促し,系統的な指導に資するもの。

出典:文部科学省「「キャリア・パスポート」の様式例と指導上の留意事項

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

 

キャリア・パスポートはいつ作成する?

キャリア・パスポートは、年間を通してA4判で両面5枚程度にまとめることとされています。中長期的な記録として、児童生徒が小学校から高校卒業まで持ち上がることを前提とされているからです。
そのため、日常のワークシートや日記、作文などは、キャリアパスポートの作成に対して活かせる資料ではありますが、そのままキャリアパスポートの内容にすることは効果的ではないとされています。

キャリアパスポートの作成のタイミングとしては、

などが挙げられます。

キャリア・パスポートの質問の具体例

キャリア・パスポートの例示資料が文部科学省で公開されています。
小学校低学年、中学年、高学年、中学校、高校、など発達段階ごとに質問項目が作成されています。

小学校低学年の「学期末/学年末の振り返り」の質問項目の例

小学校中学年の質問項目の例

【年度はじめ、学期はじめの見通しを立てる質問例】

【年度終わり、学期末の振り返りの質問例】

小学校高学年の質問項目の例

【年度はじめ、学期はじめの見通しを立てる質問例】

【年度終わり、学期末の振り返りの質問例】

学校行事の質問例や中学校、高校の質問例

学校行事や中学校、高校の質問例も文部科学省の資料に例示されています。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。

 

キャリア・パスポートの各地の実践事例

プランプランでは、キャリア・パスポートの実践事例をご紹介しています。

 

キャリア教育に役立つ書籍

キャリア・パスポートを活用する上では、キャリア教育について理解を深める必要があります。
文部科学省から出されている「キャリア教育の手引き」には、キャリア教育についてわかりやすくまとめられています。

 

また、その他キャリア教育に役立つ書籍もご紹介しています。

 

キャリア・パスポートにはプランプランを活用してみては

プランプラン キャリア・パスポート」は、文部科学省の例示資料に準拠したシステムで、更なる教職員の方々の作業負荷を軽減するために開発されました。もちろん各地域・学校の実情に応じたオリジナルのキャリア・パスポートを作成することも可能です。小学校6年間(中学校・高校まで)通してシステムで一元管理することができ、教職員の働き方改革、児童・生徒の個別最適な学びをサポートします。利用料金は無料です!今なら初期設定もサポートいたします。学校全体ではなく、1クラス、1学年だけなどでのご利用も大歓迎です。費用を気にすることなく、先生方の手間を減らし、子どもたちにとっても便利なシステムを導入してみませんか。