大分県版キャリアパス・ポートの事例|「未来をえがくキャリア・ノート! 」とは?
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キャリア・パスポートは、キャリア教育の中で活用されるポートフォリオです。子どもたちが小学校から高校まで継続して残していくことで、子どもたちが自分自身の成長を感じたり、将来に目を向けたりすることができます。また、キャリア・パスポートの活用に向けて、計画的にキャリア教育を実施していくことが重要です。各都道府県や市町村で、キャリアパスポートの事例は地域により工夫されていますが、今回は、大分県のキャリア・パスポート「未来をえがくキャリアノート!」をご紹介します。

大分県のキャリア・パスポート「キャリア・ノート」とは

大分県の事例では、キャリア・パスポートを「キャリア・ノート」と呼んでいます。小学校1年生から中学校3年生まで継続して使うノートになっています。はじめの方には、1年生向けにひらがなで「キャリア・ノート」の説明がされています。その説明の中には「中学校でもこのノートは使う」ということが書いてあります。子どもたち自身が、ノートを中学校まで持って上がるんだということを自覚してもらいたいというねらいがあるようです。

未来をえがくキャリア・ノート! 活用・指導の手引より

低学年からキャリアを意識!「あこがれの人」

多様な他者との出会いを振り返って記入できる項目として、「あこがれの人」の欄があります。自分が出会った「素敵な人」を挙げ、その人の仕事や生き方から感じたこと、思ったことを書くようになっています。低学年のうちからそういった意識を持って振り返り活動があると、子どもたちが自分らしいキャリア選択をすることにつながります。

未来をえがくキャリア・ノート!より

振り返り資料の蓄積がキャリア・ノートを豊かに

キャリア・ノートの活用・指導の手引を見ると、キャリア・ノートで行う振り返りを充実させるためには、各活動の振り返りの資料が必要だと述べられています。しかし、新たに資料を作成するのは、学校や先生にとって大変です。そういうときは、普段の授業などで活用している資料をそのまま活用してよいということです。さまざまな活動について、見通しを立てたり、振り返りをしたりするのは、キャリア・パスポートの取り組みが行われる以前から学習活動の中で行われていることです。そういった資料をそのまま活用できるのであれば、先生方の新たな負担を伴わず、子どもたちのキャリア教育を充実させることにつながります。

未来をえがくキャリア・ノート! 活用・指導の手引より

キャリア教育の年間指導計画案も

大分県教育委員会は、キャリア・ノートだけではなく、キャリア・ノートの活用を位置付けた特別活動の年間指導計画案も掲載しています。活用の時期も示されており、学校ごとで個別に計画をすべて練り直すことは必要なくなります。学校ごとの負担が少しでも減る工夫がなされています。

大分県教育委員会「未来をえがくキャリア・ノート!」を掲載しましたより

「プランプラン キャリア・パスポート」の活用で、先生の負担がもっと軽くなる!

キャリア・パスポートの引き継ぎは、教員が管理するか、生徒が管理する必要があります。紙の資料があることは重要ですが、引き継ぎには手間がかかることも事実です。
より良いキャリア教育を行うためにも、キャリア・パスポートをきちんと運用をするためにも無料で使えるプランプラン キャリア・パスポート」を活用してみてはいかがでしょうか?プランプラン キャリア・パスポートはデータで管理することが可能です。

プランプラン キャリア・パスポート」は、文部科学省の例示資料に準拠したシステムで、更なる教職員の方々の作業負荷を軽減するために開発されました。もちろん各地域・学校の実情に応じたオリジナルのキャリア・パスポートを作成することも可能です。入学から卒業までデータを一元管理することができ、教職員の働き方改革、児童・生徒の個別最適な学びをサポートします。
費用を気にすることなく、先生方の手間を減らし、子どもたちにとっても便利なシステムを導入してみませんか。

 

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