教員採用試験の結果が続々と発表!
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多くの自治体で、7〜8月にかけて行われた教員採用試験の結果が徐々に出始めています。教員志望者の減少が話題になっていますが、実際の教員採用試験はどのような状況になっているのでしょうか。現時点で公表されている一部の自治体についてご紹介します。

教員採用試験の実施時期とは

教員採用試験は一般的に7〜8月に実施されています。早い自治体では6月下旬から始まります。
一次試験が7月、二次試験が8月下旬というパターンが多く、二次試験の結果は9月下旬から10月中旬にかけて公開されています。

教員採用試験の結果!倍率は

すでに32の自治体で二次試験の結果が発表されています。
全国で最も早く一次試験が行われる高知県では、全体で2131人が受験し、合格者は282名、倍率は7.6倍となっています。
しかし、他の自治体との併願者も多いようで、例年辞退者が出るため、追加で合格者が発表されることもあるということです。

すでに発表されている自治体の全体の倍率を見ると、2〜4倍程度が多くなっており、高知県の受験者数の多さがわかります。

関東では神奈川県、相模原市、さいたま市が結果を公表

神奈川県では、全体で4290名が受験し、1315名が合格、倍率は3.3倍となっています。相模原市さいたま市も全体の倍率を見ると約3倍と同等の水準となっています。人数としては、相模原市の受験者が467名、合格者が151名、倍率3.1倍、さいたま市の受験者が1101名、合格者が366名倍率3.0倍です。

九州地方では北九州市、熊本県、佐賀県が結果を公表

九州地方では、北九州市と熊本県、佐賀県で人数が公開されています。熊本県は、小学校の区分での採用予定者数が180名に対し、合格者は169名となっており、採用予定者数を満たしていない状態です。一次試験受験者人数は公開されていませんが、志願者233名を合格者数で割った倍率は、1.4倍となります。
北九州市でも、小学校の区分の合格者は160名で、志願者308名を合格者数で割った倍率は1.9倍となっています。どちらの自治体も倍率2倍を切っている状態です。
佐賀県は、一次試験の受験者数も発表されています。全体で見ると受験者は781名、合格者は366名となり、倍率は2.3倍です。小学校の区分で見ると、受験者は238名、合格者は190名となり、受験倍率は1.3倍になります。

佐賀県、和歌山県などでは追加募集も

佐賀県では、小学校教諭のみ20名程度に限り、秋選考を実施することになっています。4月の時点で実施予定と発表されていましたが、8月に正式に実施要項が公表されました。募集人数等の変更は4月から変更はありません。
和歌山県では、教員採用試験の追募集を行うことが9月に発表されました。採用予定者数としては小学校で7名程度、特別支援学校で3名程度、その他の区分では若干名となっています。出願できるのは、出願時点で教員や常勤講師として在職しており、3年以上の経験がある人、または、先に行われた教員採用試験の一次試験に合格し、二次試験をやむを得ない事情で受験できなかった人となっています。教科等の筆記試験はなく、小論文と個人面接、適性検査等が実施されることになっています。

10月中旬には他の自治体も発表予定

10月の半ばごろにかけて、ほとんどの自治体で採用試験の結果が公表される予定となっています。
全国ではどのような結果になっているか注目です。

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