10月5日は教師の日だということをご存知でしたか?実は30年前にユネスコが「世界教師デー」を制定しているんです。日本でも「教師の日」を記念したイベントが開催されます。今回は、10月5日の教師の日についてご紹介します。
教師の日とは?
教師の日は、教師に感謝し、その重要性を認識するための記念日です。国際的には「世界教師デー」として、ユネスコが1994年に10月5日に制定しています。10月5日という日付は、1966年10月5日に「教員の地位に関する勧告」が採択されたことが由来となっています。
ユネスコでは教師の日を記念した祝典が毎年開催されており、2024年のテーマは「Valuing teachers' voices: towards a new social contract for education(教師の声を大切に:教育のための新しい社会契約に向けて)」となっています。
教師の日に向けた日本の取り組みとは?
日本では、2015年に認定特定非営利活動法人Teach For Japan(以下Teach For Japan)が10月5日を教師の日として制定しました。教師という仕事の魅力、現場の先生方の日々の実践、そのための努力について社会に伝えることを目的としています。
また、一般社団法人「教師の日」普及委員会も、ポスターを掲示したり、心に残っている先生のコトバを掲載したりしています。
教師の日を記念した注目のイベントが開催!
日本で教師の日を制定したTeach For Japanが、10月5日に注目のイベント「教師の日ギャザリング2024」を開催します。
2回目となる今年の「教師の日ギャザリング」は、「教師の力を引き出す〜それぞれの立場でチャレンジできることは〜」というコンセプトで行われます。
本イベントは、「10月5日 教師の日」を起点に、教育に関心を寄せるすべての皆さまが集い、繋がり、学び、エンパワーされる特別な場として企画しております。
交流の中での新しい出会いは、ネットワーキングにもつながり、これからの教育の取り組みのきっかけ・原動力となります。
(教師の日ギャザリング2024 教師の力を引き出す~それぞれの立場でチャレンジできることは~ イベントページより引用)
「教師の日ギャザリング」は、教員に限らず、教育に関心のある方なら誰でも参加することができます。イベント内では、参加者同士の対話の時間が設けられます。イベントに参加して話を聞くだけではなく、実際に対話をすることで、参加者同士がつながるきっかけにもなります。
また、登壇者によるセッションは3つありますが、どれも「子どもも大人もウェルビーイングな教育の在り方とは」というテーマが掲げられています。「ウェルビーイング」というキーワードにピンとくる方にもおすすめできるイベントです。
去年の参加者の方からはこのような声が寄せられています。
大変充実した1日でした。教師ではなく一般企業の人間ですが、学びが非常に多かったです。ありがとうございました。
自分の興味関心があるところについてみんなで話し合うことで、自分の経験できないところでのお話もたくさん聞けたし、4人のグループで話すところが本当に楽しかったです!
ありがとうごさいました。教師である私自身がワクワクしようと思わされるイベントでした。
【イベント概要】
教師の日ギャザリング2024 教師の力を引き出す~それぞれの立場でチャレンジできることは~
開催日:2024年10月5日(土)
時間:15:00 - 18:00
場所:コングレスクエア羽田(ホール1・2)
参加費:無料
定員:300名(要事前申込み)
教師の日は身近な先生に「ありがとう」を伝えてみては
10月5日の教師の日についてご紹介してきました。イベントも開催され、注目度も上がってきている記念日です。
1年に一度の教師の日、身近な先生に「ありがとう」を伝えてみてはいかがでしょうか。
参考
教員の地位に関する勧告:文部科学省
UNESCO World Teachers' Day
一般社団法人 日本記念日協会
教師の日ギャザリング2024 教師の力を引き出す~それぞれの立場でチャレンジできることは~