かながわ版キャリア・パスポートで具体的な取り組みを展開!神奈川県の事例とは?
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小学生や中学生にとって勉強や運動に取り組むことは重要ですが、同時に求められるのが健全な家庭生活や地域社会との交流などを通して将来を見据え、人間的に成長することです。

全国的に進められているキャリア・パスポートですが、神奈川県では「かながわ版キャリア・パスポート」と称する県独自の取り組みを継続中です。今回はその「かながわ版キャリア・パスポート」について、ご紹介します。

やっぱり大切!他人や自分自身を見つめ直す機会

神奈川県のキャリア・パスポートの取り組みの事例として、小学生の低学年のうちに自らを見つめようというものがあります。具体的には、自分や友達の良いところを探して書き出してみるというものです。
出典:神奈川県「かながわ版キャリア・パスポート(すべて)

もちろん、子どもたちが書いた内容に関しては正解や模範解答は一切ありません。この取り組みには、冷静に考える力や観察力などの向上を図るとともに、他人を認めることの大切さを気づかせる狙いがあります。

卒業を控えた6年生の取り組み

小学校6年生が卒業する前に、あらためて自らの小学校生活を振り返ってみることも重要です。

「ぼく・わたしの6年間の歩み」と題して、卒業を控えた6年生に小学校生活を通して学んだことやできたことなどを記入させます。
出典:神奈川県「かながわ版キャリア・パスポート(すべて)

面白い取り組みとして、「15さい/18さいの自分へ」と未来の自分宛てにメッセージを書き残します。これから成長していく上での目標意識を持たせることもねらいです。

出典:神奈川県「かながわ版キャリア・パスポート(すべて)

目標達成に向けて!中学生のがんばりをサポート

中学校に入学するとすぐに生徒に書かせるのが、学習面や生活面、家庭内などにおける目標と目標達成のための取り組みについてです。
出典:神奈川県「かながわ版キャリア・パスポート(すべて)

小学校で学んだ経験を活かし、勉強や運動を通して人間的にも成長しなければいけないのが中学生です。入学してすぐに書かせることで、目的意識を持って生活させることをねらっています。

教員は一人ひとりが掲げた目標やその取り組みについて、しっかりと受け止めてアドバイスすることが求められます。

自らで評価も!さまざま能力を養うのが目的

神奈川県の中学校では年度末を迎えると「評価メーター」と称して、自らの1年間の取り組みに対する評価を行います。「あまりできなかった」から「よくできた」の4段階のうちのどれにあたるかを生徒自らが評価するのが最大の特徴です。
出典:神奈川県「かながわ版キャリア・パスポート(すべて)

この評価メーターのねらいは人間関係形成能力やキャリアプランニング能力、自己管理能力などの育成であり、国語や数学などの学習面とは異なります。

子どもたちの成長を後押し!キャリア・パスポートの重要性

神奈川県が各自治体の教育委員会や各学校とともに進めているのが、「かながわ版キャリア・パスポート」です。

小学生低学年から中学生に至るまでの、成長度合いに応じた施策を行っていきます。この取り組みの特徴は子どもたちが自発的に学ぼうとする意欲を高め、職業への意識付けを育んで自らの進路を切り開いて行く点にあります。取り組ませるだけでなく、定期的に振り返るタイミングを作ることも大事です。

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