千葉県でのキャリア・パスポートへの取り組み事例をご紹介
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文部科学省の働きかけにより、2020年4月から各教育機関でキャリア・パスポートの導入が進んでいます。これは、子ども一人ひとりが自らの学習状況やキャリア形成を見直したり、振り返ったりすることの重要性が指摘されているからです。この記事では、千葉県におけるキャリア・パスポートを活用したキャリア教育の実施事例についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

千葉県の小学校での導入事例

千葉県の小学校では、「はっけん!ぼく わたしのおしごと」という授業が始まっています。

この授業では、家庭生活を支えている家族のことや児童が自分でできることについて考え、自分の役割を見つけて積極的に実行するとともに、規則正しく健康に生活できるように子どもを育てるものです。ねらいは、人間関係形成能力と情報活用能力、将来設計能力、意思決定能力などを身につけることです。

千葉県の中学校での導入事例

20年後の多古町づくり

千葉県の中学校でキャリア・パスポートを活用した事例として、「20年後の多古町づくり」というテーマのキャリア教育が開始されています。

このテーマでは、自分たちが居住する多古町の将来像を生徒たちが立案し、自分たちの考えを地域の大人に発表し、助言を得るというものです。このテーマを実施することで、人間関係形成能力と情報活用能力、将来設計能力、意思決定能力などを育むのがねらいです。

人セミナー

このプログラムは地域の大人にインタビューをするという内容ですが、職業人の話を直接聞くことで勤労観や職業観を身につけることと、大人との交流によるコミュニケーション能力の向上、自分たちの住む街の将来設計に対する意識を持たせることなどが狙いです。

千葉県の高等学校での導入事例

キャリア教育の一環として、生徒たちに学校近隣の企業を訪問させ、その報告会を実施するという授業が実施されています。報告会はプレゼンテーション形式で実施され、体験や反省を共有し合うことでキャリア発達を促進させる場となります。

この授業では発表の仕方を工夫し、正確に伝える能力の向上と聞き手側も話の内容を正確に捉え、記録する能力の向上、企業見学を振り返ることでの進路選択についての考えを芽生えさせること、質疑応答などでコミュニケーション能力の向上などを図ることも狙いです。

千葉県の特別支援学校での導入事例

特別支援学校では、「職場での人との接し方を考えよう」という特別活動の導入が開始されています。これは、少人数でグループ化された生徒たちが進路先としてワークホームへの福祉就労体験をし、将来的に企業で働く力を身につけるものです。

この活動では、卒業後の職業生活場面での人間関係の大切さや職場で必要な技能習得の重要性への気づき、職業的生活技能とコミュニケーション能力の向上が狙いです。

千葉県では積極的にキャリア教育に取り組み中

千葉県教育委員会では、平成19年7月に「千葉県教育の戦略的なビジョン」を策定して、子どもたちの発達段階に応じたキャリア教育の推進を実施中です。それに基づき、小学校や中学校、高等学校などでキャリアパスポートを活用しながら積極的にキャリア教育に取り組んでいます。千葉県での取り組みでは、小学生の段階から将来職場で役立つような人間関係形成能力や情報活用能力、将来設計能力、意思決定能力などが鍛えられます。

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