遊びで学ぼう!「こども六法すごろく」がおもしろい!
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学びにゲームの要素を取り入れると、子どもたちも楽しく学んでいくことができます。最近、有名なゲーム「桃太郎電鉄」の教育版が今後リリースされる予定であると発表され話題になっています。Minecraftもプログラミング教育などに活用できる教育版があり、取り入れている学校も増えているようです。デジタルのゲームばかりではなく、ボードゲームも様々作られています。今回は、子どもたちが楽しく法律を知ることができる「こども六法すごろく」をご紹介します。

こども六法とは?子どもたちの身近な事例で法律を説明する

タイトル:こども六法
著者:山崎聡一郎

こども六法は、子どもたちが楽しく法律を知ることができるように制作された一冊です。

こども六法は、大人でも難解な法律をイラストつきで、誰でも楽しんで読めるように書き直したものです。​
子どものときから、やってはいけないことの線引きをきちんと理解すること。また、もし自分が犯罪の被害にあってしまったら、現状を正しく理解し、適切な対応が取れるようにという願いで制作されました。

こども六法プロジェクト Webサイトより

六法というと、憲法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法が挙げられますが、子ども六法には商法の代わりに少年法といじめ防止対策推進法が収録されています。
条文に対して子どもたちも理解しやすい挿絵が描かれているので、興味を持って読み進めることができます。

また、本書に収録されている『いじめ防止対策推進法』・『いじめで悩んでいるきみへ』が現在Webで無料公開されています。こちらをご覧になれば、本全体の雰囲気も感じることができるでしょう。
こども六法より『いじめ防止対策推進法』・『いじめで悩んでいるきみへ』

『こども六法』がすごろくで楽しめる!

そんな『こども六法』は、すごろくになっています。

マスにとまるごとに法律の◯×クイズに答え、正解するとポイントをゲットすることができます。

法律のクイズは、こども六法本書のように、子どもたちが理解しやすいようなシーンが描かれています。

また、止まったマスによってクイズではなく「イベント」が発生することもあります。
このイベントには、難易度の高い法律クイズや、「公共財購入イベント」や「法改正ディスカッション」などがあります。ゲームの要素の中で合意形成をしたり知識を身に付けたりすることができるようになっています。

すごろくのページを裏返すと、低学年向けの「ファーストステップ編」のすごろくも用意されています。法律クイズに答えるようにはなっておらず、人生ゲームのようにいろいろなシーンが言葉で書かれています。「◯マス進む」「◯マス戻る」などが多くて楽しく遊べるすごろくになっています。

こども六法すごろくで楽しく学ぼう!

こども六法すごろくで、クイズを通して法律を知ることができます。大人もちょっと難しいクイズもあり、お家の方や先生も子どもたちと一緒に学ぶことができるかもしれません。法律はみんなのためのきまりです。子どもたちのためのものでもあります。楽しく学びながら法律も知ることができるといいですね!

こども六法
こども六法すごろく
こども六法練習帳

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