個別最適な学びって結局どんなこと?「個別最適な学び」を学ぶのにの役立つ書籍7選
Pocket

「個別最適な学び」が令和の学校教育のキーワードになっています。言葉だけでは、実際どのような教育なのか捉えにくいですが、すでに様々な本で理論の解説や実践の紹介がされています。今回は「個別最適な学び」を学ぶのにピッタリな書籍をご紹介します。

個別最適な学びと協働的な学び

タイトル:個別最適な学びと協働的な学び
著者:奈須正裕

山形県の公立小学校での実践を、著者である奈須先生が分析し、紹介しています。
個別最適な学びに学校全体としてどのように取り組んでいくかのヒントが得られるかもしれません。

個別最適な学び×協働的な学びを実現する学級経営

タイトル:個別最適な学び×協働的な学びを実現する学級経営
著者:赤坂真二

理論編、実践編、総括と分かれています。実践編では、8人の先生との対話を通して、学級経営や授業づくりについて、個別最適な学びと協働的な学びの観点からまとめられています。

「個別最適な学び」を実現する算数授業のつくり方

タイトル:「個別最適な学び」を実現する算数授業のつくり方
著者:加固希支男

個別最適な学びの場面を想像することができる内容になっています。
2021年の実践をもとにまとめられているため、具体的にイメージしやすく、取り入れられる部分を見つけやすい一冊です。

人生100年時代を生き抜く子を育てる! 個別最適化の教育

タイトル:人生100年時代を生き抜く子を育てる! 個別最適化の教育
著者:西川純

長年『学び合い』の実践に取り組んでいる西川先生の著作です。
個別最適な学びの手段として『学び合い』が紹介されています。

子どもが自ら学び出す! 自由進度学習のはじめかた

タイトル:子どもが自ら学び出す! 自由進度学習のはじめかた
著者:蓑手章吾

子どもたちが自分のペースで学んでいく「自由進度学習」についてまとめられており、学習の個別最適化の実践例としても考えられます。また、自由進度学習の実践に対する著者の考え方を知ることができる点でも学びがある一冊です。

3時間で学べる「令和の日本型教育」Q&A

タイトル:3時間で学べる「令和の日本型教育」Q&A
著・編:新しい学習指導要領を研究する会

「個別最適な学び」について示された中教審の答申について解説しています。
前半では、「令和の日本型教育」について項目ごとに説明していますが、後半は各教科における「個別最適な学び」のポイントが説明されています。教科ごとにどういった点に着目するべきかがわかるので、参考になります。

個別最適な学び・協働的な学びを実現する「学びの文脈」

タイトル:個別最適な学び・協働的な学びを実現する「学びの文脈」
著者:樺山敏郎

個別最適な学びと協働的な学びがどのように結びつき、その実現によって主体的・対話的で深い学びにどのように結びつくのかが整理されています。学級づくりや授業づくりの実践も紹介されています。また、出版社(明治図書)のサイトから、実践に使える資料をダウンロードすることも可能です。

個別最適な学びの実現のために手に取ってみては

令和の日本型教育で推奨されている個別最適な学びと共同的な学び。その実現のためには、部分的にでも一斉授業以外の方法を取り入れていく必要があります。ご自身の手に取りやすいものから読んでみてはいかがでしょうか。

おすすめの記事