個別最適な学びのためには、指導の個別化と学習の個別化が必要です。それを実現するためには、今までのように先生方が学級の児童生徒の学習状況を確認したり、指導したりすることに加え、ICTを組み合わせて活用することが必要です。一人一台の端末を使って、タブレットやPCなどで使えるデジタル教材を7種類ご紹介します!
目次
使えば使うほど学習するAI型教材:Qubena(キュビナ)
サービス名:Qubena(キュビナ)
運営会社:株式会社COMPASS
対象:小中学校
教科:国語 算数・数学 理科(小学3年生以上) 社会(小学3年生以上) 英語(小学5年生以上)
URL:https://qubena.com/
小1から中3までの5教科の問題がそろっています。ブラウザで動作するため、アプリなどのインストールする必要はありません。タブレットの手書き機能を使った学習はもちろんのこと、学習状況をAIが分析して、一人一人の習熟度に合わせて問題が出されます。
先生は、全員の学習状況を把握することができ、直接の指導に役立てることができます。
また、実際にQubenaを活用している学校の先生からは、問題数が多いため繰り返し活用することができると好評です。
個別最適化を実現できる豊富な問題数と出題形式 すらら
サービス名:すらら/すららドリル
運営会社:株式会社すららネット
対象:小中学校、高校
教科:国語 算数・数学 理(小学3年生以上) 社会(小学3年生以上) 英語(中学以上)
URL:https://surala.jp/
すららは、学習塾で取り入れられることの多かったICT教材です。近年、学校での導入も増えています。問題演習だけではなく、動画で学習内容を理解できるようにカリキュラムを組んでいます。動画の「レクチャー機能」と、問題演習の「ドリル機能」、習熟度を確かめる「テスト機能」の3つの組み合わせによって、初めて学習する分野でも、子どもたちが一人で進められるように作られています。
サービス名:navima
運営会社:凸版印刷株式会社
対象:小中学校
教科:国語 算数・数学 理科(小学3年生以上) 社会(小学3年生以上) 英語(小学3年生以上)
URL:https://solution.toppan.co.jp/education/service/navima.html
小中学校の5教科に対応した問題集に加えて、理科・社会の探究型授業を支援する教材も入っています。子どもたちが自分で学べるように習熟度に合わせた問題が出されたり、配布された資料に書き込みをして学級で公開できたりと、個別化だけでなく協働的な学びにも結びついています。
先生は、習熟レベルを確認しながら個別に指導したり、子どもの質問に答えたりすることができるので、子どもたちの学びをしっかり支えることができます。
デジタルとアナログの合わせ技!Libry
サービス名:Libry(リブリー)
運営会社:株式会社Libry
対象:中学校、高校
教科:数学(中学、高校) 理科(中学) 物理(高校) 化学(高校) 生物(高校) 英語(高校)
URL:https://libry.jp/
LibryはICT(デジタル)とこれまでの勉強方法(アナログ)の理想的な融合を目指して考え抜かれたデジタル教材プラットフォームです。問題の演習はそれまでのようにノートに解くなどしていきますが、問題の選定にデジタルが活躍します。苦手な領域を分析して解けるようにしたり、類題を各問題集の中から集めたりと、デジタルとアナログのいいところを融合させているシステムです。
先生向けにLibry for Teacherという仕組みが提供されており、宿題の配信や回収などが効率よく行えます。
実は学校向けもある!スタディサプリ学校向けサービス
サービス名:スタディサプリ学校向けサービス
運営会社:株式会社リクルートホールディングス
対象:小中学校、高校
教科:国語 算数・数学 理科 社会 英語(中学校以上) 小論文(高校生のみ)
URL:https://teachers.studysapuri.jp/
到達度テストや適性テストが用意されており、学習内容のつまずきを把握したり、進路指導に役立てたりすることができます。また、学習支援サービスとして、幅広い教科に対応。講義の動画を見られたり、演習教材を活用したりすることができます。
先生向けシステムで習熟度の確認や進捗状況の確認もOKです。
教科書会社が作ったドリル タブレットドリル
サービス名:タブレットドリル
運営会社:東京書籍株式会社
対象:小中学校
教科:国語 算数・数学 理科 社会 英語
URL:https://solution.toppan.co.jp/education/service/navima.html
小中合計約70,000問の問題を収録したドリルです。学習プリントのように、「たしかめプリント」「チャレンジプリント」「フォローアッププリント」など問題の種類が分かれているので、子どもたちも自分がどのレベルの問題を解くか選ぶことができます。
また、先生が問題を指定して子どもたちに送ることもでき、その学習状況などを確認することができます。回答入力は、キーボードにも手書きにも対応しており、問題に応じて解きやすい方で取り組むことができます。
映像授業とドリルで習熟ばっちり!ICT教材eboard
サービス名:ICT教材eboard(イーボード)
運営会社:NPO法人eboard
対象:小中学校、高校
教科:漢字(小学校) 国語(中学) 算数 数学(中学〜高1) 理科(小学5年〜中学) 社会(小学5年〜中学) 英語(中学のみ)
URL:https://info.eboard.jp/
NPO法人eboardが運営しているICT教材eboardは、コンパクトにポイントを押さえた映像授業と、学習内容に合った演習問題が組み合わせられています。多くの授業に「やさしいにほんご」の字幕がついているため、日本語での学習が難しい子どもたちや、ろう、難聴の子どもたちもにも学びやすくなっています。公立学校などは無料で活用できるため、導入のハードルも低く、登録しなくてもまず教材を見てみることができるようになっています。
個別最適な学びの実現に向けてタブレット教材の導入を!
個別最適な学びのために活用できるタブレット教材をご紹介しました。学校の子どもたちがさらに自分にフィットした学び方を見つけられるように、また、先生方がより効率的に働けるように、タブレット教材などを活用してみてはいかがでしょうか。
プランプランには、学習計画機能があります!課題を設定して、課題の進捗状況を子どもたち自身が管理、先生もそれを見ながら子ども達に声かけすることができます。しかも、学習計画は、週案簿のように毎週の時間割から作ることも可能です!キャリア・パスポートに限らず活用できるプランプランをぜひお試しください。