義務教育において必要となる教育はさまざまですが、子どもの自立心や社会性を育てるために導入されているのがキャリア教育です。キャリア・パスポートは、そのキャリア教育の一環として取り入れられるものですが、メリットだけではなく導入する上でのデメリットも少なからず存在します。ここでは、キャリア・パスポート導入のメリット、デメリットについてご紹介していきます。
目次
キャリア・パスポート導入のメリットとは?
メリット1.自立心の成長が見込める
キャリア・パスポートは、子どもたち自らが自分たちの活動を記録する教育ツールの一つです。自分の活動を記録していくことによって、自分の活動を管理して見返していくということが習慣づきます。子どもたちが成長する中で、自己管理ができる大人に成長する手助けになると言えるでしょう。
それだけでなく、過去の行動や考え方を整理することによって、自分の良くないところに気付いたり、新たな疑問が生まれたりすることもあります。子どもが自ら成長するきっかけを作ることができるという点で、「自立心の成長が見込める」というのはキャリア・パスポート導入の大きなメリットだと捉えることができます。
メリット2.子どもが社会を見つめるきっかけになる
キャリア・パスポートは、基本的に小中高と一貫して続けることになります。
小学校の頃はやる意味がよくわかっていないことも多いかもしれませんが、自分の活動を整理していくことによって、高校生になったとき、キャリアパスポートが「どのような仕事に向いているか」を考えるための参考材料になることも珍しくありません。
子どもが自分の将来や進路、社会を見つめるきっかけになるのもキャリアパスポート導入のメリットの一つです。
メリット3.教師にとってもメリットがある
生徒側だけでなく、教師にとってのメリットとして挙げられるのが「子どもの思いや考え方を知ることができる」というものです。
学校教育において、教師が生徒のことを理解することは重要です。キャリア・パスポートの記録内容を読むことで、子どもたちのことを理解するきっかけになるでしょう。
キャリア・パスポート導入のデメリットとは?
キャリアパスポート導入のデメリットはそれほどありませんが、注意点として挙げられるのは「必ずしも結果に繋がるわけではない」ということです。小中高と一貫してキャリアパスポートを記録しても、生徒によっては「なんでやる必要があったのだろう」という疑問が残るだけで終わってしまうこともあります。これは教師が宿題のようにキャリアパスポートの記録をさせると起こりやすいため、あくまで「生徒が自分で記録する」ことを意識しながらカリキュラムに取り入れていくことが大切です。
メリット、デメリットを理解した上で運用する
キャリア・パスポート導入には数多くのメリットがありますが、一方で注意点があるなどのデメリットも存在します。メリット、デメリットをよく理解しないまま導入してしまうと、子どもたちの成長に繋がらない無駄な取り組みになることもありえます。キャリア・パスポートを運用する際は、メリット・デメリットをよく理解した上で運用するようにしましょう。
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