小学校の先生で、iPadを活用している人も多いかもしれません。iPadがあれば、教室で写真を撮ったり、さっと調べ物をしたりすることができます。それだけでも便利なものですが、小学校の先生であれば、授業準備にも授業中にも活用することができます!今回はiPadの活用術を厳選して3つご紹介します。
教科書を保存して板書計画&ノート計画
教科書をスキャンしてPDFにしてiPadに保存しておけば、授業の準備がすぐに始められます。教科書によっては、教師用の資料としてPDFが用意されているものもあります。GoodNoteやNoteshelf、Notabilityなどのノートアプリを活用すれば、教科書を開きながら板書計画やノート計画などを立てることができます。ノートの画面を2つ並べられるアプリにすると便利です。
左に教科書を開いて書き込み、右に子どもが使うノートの計画を立てていくことができます。画像はNotabilityの例です。
※教科書の紙面にはモザイクをかけています。
ノートアプリの例
子どもたちの考えを教室で共有
授業中に子どもたちがノートに書いたことを、iPadで写真に撮って電子黒板などに映し出せば、子どもたちの考えをその場で共有することができます。
宮城県の教育委員会が出しているアプリ「Miyagi Touch」などを活用すれば、iPadの画面上で電子黒板のように書き込んでいくことができます。
iPadで撮影した写真に書き込んでいくことができます。また、書き込んだ状態の画像を保存することもできます。
Miyagi Touch
学習指導要領を保存して教材研究
はじめに紹介したノートアプリに、学習指導要領をPDFで保存すれば、学習指導要領を参照するのも簡単になります。自分が学んだことを書き込んだり、マーカーを引いたりすることができます。アプリによっては、自分で書き込んだ文字も検索することも可能です。
学習指導要領に限らず、「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料など、PDFで公開されている資料は同じように扱うことができます。
文部科学省 学習指導要領解説
国立教育政策研究所「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料
小学校の先生こそiPadを使いこなして!
今回は厳選した3つの活用術をお伝えしました。Microsoft系のアプリやGoogle系のアプリを入れることで参照できる資料の幅はさらに広がりますし、電子書籍のアプリで参考書を読むこともできます。複数の教科の授業を準備しなければいけない小学校の先生こそ、iPadの活用の幅は広がるはずです!