令和5(2023)年度採用・教員採用試験の志願者数・倍率のまとめ:中国・四国編
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令和5(2023)年度採用予定者の教員採用試験が始まっています。7月に採用試験の1次試験を行う自治体が多くあります。全国で教員不足が深刻な状況になっていますが、現時点での教員採用試験の志願状況はどのようになっているのでしょうか。今回は中国・四国地方で公開されているデータをまとめました。

令和5(2023)年度採用予定者 教員採用試験の志願者数・倍率

鳥取県の教員採用試験の状況

鳥取県では、採用予定者293名に対し、志願者は1139名、倍率は3.9倍となっています。昨年度に比べ、小学校では採用予定者が30名増え、志願者も79名増えました。中学校は採用予定者数が昨年より5名減り、志願者は36名増えたため、倍率が3.6倍から4.5倍に上がりました。


出典:令和5年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験志願状況等

島根県の教員採用試験の状況

島根県の教員採用試験は、「一般選考試験」と「特別選考試験」の2種類が行われています。特別選考試験は、他の自治体で現役の教員として勤務している人を対象にしており、5月に実施されて既に結果がでています。こちらでは一般選考試験についてご紹介します。採用予定者312名に対し、志願者は978名、倍率は3.1倍となっています。


出典:島根県公立学校教員採用候補者「一般選考試験」実施要項
島根県公立学校教員採用候補者「特別選考試験」実施要項
令和5年度島根県公立学校教員採用候補者選考試験(令和4年度実施)の出願状況について

岡山県の教員採用試験の状況

岡山県では、採用予定者417名に対し、2081名が応募しており、倍率は5.0倍となっています。小学校、中学校、特別支援学校がそれぞれ3倍を超えており、高校は8.5倍にもなっています。

出典:令和5年度岡山県公立学校教員採用候補者選考試験の出願状況について

広島県の教員採用試験の状況

広島県の教員採用試験は、広島市の教員採用試験と合同で行われます。志願者は3227名、採用予定者は960名で倍率は3.4倍です。採用予定者のうち、240名は広島市の枠となります。志願者が前年より347名増加し、採用予定者数が80名減っているため、倍率は2.8倍から3.4倍に上がっています。


こちらの数値には、広島市の応募者・採用予定者が含まれます。
出典:令和5年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験の志願者状況について


出典:令和5年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験実施要項

山口県の教員採用試験の状況

山口県の教員採用試験は、採用予定者370名に対し、応募者は1065名、倍率は2.9倍となっています。昨年はから100名以上志願者が減っており、倍率も3倍を切っています。小学校・中学校の区分では、2倍を下回っています。


令和5年度(2023年度)山口県公立学校教員採用候補者選考試験の志願状況について

徳島県の教員採用試験の状況

徳島県の教員採用試験は、採用予定者が189名、応募者は1175名で、倍率は6.2倍となっています。採用予定者数が少なく、倍率が高くなっています。特に養護教諭は3名程度の枠に対し100名以上の応募が集まっています。


出典:令和5年度徳島県公立学校教員採用候補者選考審査 志願者数
令和5年度徳島県公立学校教員採用候補者選考審査要綱

香川県の教員採用試験の状況

香川県の教員採用試験は、採用予定者が254名に対し、応募者は1250名、倍率は4.9倍となっています。小中学校の採用予定者は205名で、応募者は806名。倍率は3.9倍です。高校・特別支援学校は採用予定者数が少ないため、倍率は8.1倍と高くなっています。全体の応募者は前年より微増しています。


出典:令和5年度香川県公立学校教員採用選考試験出願者数

愛媛県の教員採用試験の状況

愛媛県の教員採用試験は、435名の採用予定者に対し、1328名から応募があり、倍率は3.1倍となっています。校種別に比較すると、小学校と特別支援学校が2倍強で低めの水準となっています。昨年度に比べて、全体の志願者数は微減しましたが、採用予定者数は40名増えているため、倍率は3.4倍から3.0倍に下がっています。


出典:令和5年度前期教員採用選考試験志願者数
令和5年度愛媛県公立学校教員採用選考試験志願要項

高知県の教員採用試験の状況

高知県の教員採用試験は、採用予定者数275名に対し、2286名から応募があり、倍率は8.3倍となっています。高知県は四国の中で最も人口が少ないにもかかわらず、応募者は四国で最も多く、倍率も最も高くなっています。小学校の倍率7.4倍は、他の都道府県と比べても非常に高い水準です。


出典:令和5年度(令和4年度実施)高知県公立学校教員採用候補者選考審査に係る応募状況等について

中国・四国地方の倍率は3〜5倍程度 四国は採用人数自体が少なめだが志願者は多い

中国・四国地方の採用試験の状況をご紹介しました。どの県も倍率は大体3〜5倍です。四国は採用予定者自体が少ないところもありますが、応募者数はそこまで変わらず、倍率が高くなるところもありました。また、採用試験の仕組みで工夫をしている自治体もあり、人数の確保に向けて実践できることを行っているようです。

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