令和5(2023)年度採用・教員採用試験の志願者数・倍率のまとめ:関東編
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令和5(2023)年度採用予定者の教員採用試験が始まっています。北海道などは6月中に1次試験を実施していますが、7月に採用試験の1次試験を行う自治体が多いようです。多くの自治体で教員不足が深刻な状況になっていますが、現時点での教員採用試験の志願状況はどのようになっているのでしょうか。今回は関東地区で公開されているデータをまとめました。

▼各地の試験結果はこちら▼

令和5(2023)年度採用予定者 教員採用試験の志願者数・倍率

茨城県の教員採用試験の状況

茨城県では、小学校で400名、中学校で280名、高校で130名の教員を採用する予定となっています。
小学校の倍率は2.5倍、中学校の倍率は4.7倍、高校の倍率は6.6倍となっています。


出典:令和5年度採用茨城県公立学校教員選考試験の志願状況について

栃木県の教員採用試験の状況

栃木県では、校種別の採用予定者数と、全体の応募者数のみが公開されています。
応募者の合計は2081名で、採用予定者数の合計から算出した倍率は、5.3倍となります。


出典:令和5(2023)年度栃木県公立学校新規採用教員選考試験の応募状況について

群馬県の教員採用試験の状況

群馬県は、採用予定者数のみ公開しており、志願者数は公表されていませんでした。
採用予定者数は460名です。

出典:令和5年度採用群馬県公立学校教員募集要項

埼玉県の教員採用試験の状況

埼玉県内では、埼玉県の教員採用試験と、さいたま市の採用試験が別々に行われます。
埼玉県の採用予定者は小学校で850名、中学校で480名、高校で330名となっています。中学校、高校は倍率が4倍以上ですが、小学校は倍率が1.9倍と低くなっています。
さいたま市では小学校の倍率は3倍、中学・高校は6.7倍です。


出典:埼玉県公立学校教員採用選考試験の志願者数・志願倍率


出典:さいたま市立学校教員採用選考試験志願状況

千葉県の教員採用試験の状況

千葉県は、政令指定都市である千葉市と合同で採用試験を実施しています。採用予定者数は全体で1500名で、応募者は5314名、倍率は3.5倍となっています。小学校に比べて、中学・高校の倍率が高い傾向にあります。また、特別支援学校の倍率が1.2倍で、他の自治体に比べても低い倍率です。


出典:令和5年度(令和4年度実施)公立学校教員採用候補者選考の志願者数

東京都の教員採用試験の状況

東京都は他の自治体と比べ、採用の枠が比較的細かく分かれています。音楽・美術を小中学校の枠で、家庭科を小中学校・高校共通の枠で採用するなど独自の採用体系をとっています。全体としては、小学校の倍率が2.5倍、中学校・高校の倍率が4.1倍と関東の他の自治体と大きく差はなさそうです。


出典:令和4年度東京都公立学校教員採用候補者選考(5年度採用)応募状況

神奈川県の教員採用試験の状況

神奈川県内では4つの教員採用試験が実施されます。神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市です。小学校の倍率は2.1〜2.9倍で、相模原市が若干低い傾向にあります。中学・高校で見ると、横浜市は6倍、川崎市で5.3倍と高めです。相模原市では栄養教諭の採用枠がありますが、1名のみの採用となっており、倍率で見ると高い数値になってしまっています。神奈川県の養護教諭は10倍を超えており、他の自治体に比べても高い水準になっています。


出典:令和4年度実施 神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験について


出典:令和4年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験の応募状況について


出典:令和4年度実施の教員採用候補者選考試験(受付期間4月13日~5月20日)の応募状況


出典:令和4年度実施 相模原市立学校教員採用候補者選考試験 応募状況

関東の教員採用試験の倍率は小学校で約2〜3倍、中学校で約4〜6倍程度

今回は、教員採用試験の志願者数や倍率についてご紹介しました。公開していない自治体もありましたが、大まかに教員採用試験の倍率は小学校で約2〜3倍、中学校で約4〜6倍程度となっていました。中には2倍を切っている自治体もありました。採用試験の志願者が少なく倍率が低い状態では、教員不足の解消はまだ難しいかもしれません。教員不足の悪影響を受けるのは他でもない子どもたちです。一刻も早い対策が求められます。

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